臨床工学技士に向いている人の特徴は3つあります。
1つ目は、機械の取り扱いや繊細な作業が好きな人です。
臨床工学技士の仕事は、医療機器の操作や管理です。そのため、機械の操作を行うことに対して苦手意識のある人は向かないでしょう。反対に、機会に触れることが好きな人は、その強みを仕事で最大限に活かすことができるかもしれません。また、医療機器の操作には細かな作業がつきものなので、大雑把な人よりも繊細な作業が好きな人の方が向いているといえるでしょう。
2つ目は、コミュニケーションスキルが高い人です。
医療現場では、臨床工学技士の他にも医師や看護師などさまざまな職種の方が同じ職場で働いています。それぞれ担う業務は異なりますが、他職種の人が集まってチーム医療を担っていきます。そのため、チームとの連携が上手に取れるコミュニケーションスキルが臨床工学技士にも求められるのです。医療機器だけ操作していればいいと思っていたとしたら、その考えは改める必要があるでしょう。
3つ目は、責任感がある人です。
臨床工学技士は医療機器の操作を通じて、医師のサポートも行います。集中治療室や手術室などにも入り、緊急度の高い患者の治療に携わることもあります。そのため、患者一人ひとりときちんと向き合い、責任を持って自身の役割を果たせるように、自分をコントロールできる責任感の有無がとても大切なのです。責任感がある人は、どんなに大変な状況になっても誇りを持って仕事をやり遂げることができるでしょう。